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『Cytus Ⅱ』のSNSが怖い話

SNS禁中につき、ただでさえ壁打ち感が否めない当ブログにどうでもいいかんじの記事が増えるかもしれません。

それはさておき、現在『Cytus Ⅱ』というリズムゲームアプリを遊んでおりますので、それについてちょっと書いてみようかと思います。

 

公式サイトはこちら。

https://www.rayark.com/g/cytus2/

 

Rayarkという台湾の会社によって開発されたゲームでして、普段は日本製(ごく稀に洋ゲー)のばかり遊んでいる自分としては結構目新しい印象を受けるところがあります。世界観を重視した、いい意味で素っ気ないUIとか。

しかしビジュアルやプレイアブルキャラの偏りなどは残念ながら悪い意味で日本とほとんど変わらないですね! これについては会社のサイトを見ると何となく腑に落ちるかもしれません。ところでなんで開発者には眼鏡ユーザーが多いんだと思う?

 

アプリ自体は買い切り型で有料、といっても240円。初期実装分だけでも多数の曲が遊べますしかなりお安いと言えるのでは(ゲーム内で購入すると追加される曲もたくさんあります)。曲のジャンルが多彩かつハイクオリティなので、ほとんどのユーザーがお気に入りの一曲を見つけられるのではないでしょうか。

なお多言語に対応しているため、台湾語が読めなくても問題なくプレイできます。翻訳にはほぼ違和感ないです。

 

リズムゲームとしては珍しく、かなりしっかりとしたストーリーがあります。なんと現在進行形で展開中。過去の作品は数年かけて終わらせたとかなんとか……買い切りアプリだと日本ではあまり見られない形式ですね。この辺りはオンラインゲームに近いかも?

 

本作の最大の特徴は、ゲーム世界のSNSのみでストーリーが展開するところでしょう。

アイコンをタップすると、現実のSNSと同じようにシェアしたり「いいね」することができます。こういう芸の細かいところが小憎いね。

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ただし「いいね」は数字が変わるだけで特にほかの機能はありません。

 

本作の世界観はサイバーパンク風で、バーチャルとリアルの境がほとんどなく、なかでもSNSは人間の生活上不可欠な存在となっているらしいです。

で、そのSNS。これがま〜異様に再現度が高いです。作中の曲はキャラが作っているという設定で、かれらは概ねアイドルだったりYoutuber的な有名人なんですね。ユーザーは、そんなキャラ達に対する人々の反応をSNSで見ることができます。それはファンの好意的なメッセージだけではなく、現実と同じように、いわゆるアンチの攻撃的な発言なんかも載っているわけです。

 

例えばこういう投稿があったとします。

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おそらくこれを受けての反応と思しきものに、たとえばこんな。

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怖い。

怖くない?

怖いよ!!

 

SNS掲示板やらが登場する作品は結構あるけどここまで“リアル”を感じたのは初めてです(文中でイタリックとボールドを使用したのも初めてです)。劇中のツールとして大変よくできてるということなんだけれども、ゲームの中でさえもこんな生々しい悪意に触れると思っていなかったSNS禁中の自分は本気でゾッとしてしまいました。

 

ハートが鋼製じゃないひとは気をつけよう。

というわけで『Cytus Ⅱ』、よくできてます。特に難易度の高い音ゲー好きにはオススメ(そんな記事じゃなくない!?)。