それがしブログ

ゲームと美少年と姉弟と草の根人権活動

それがし、キャラソンを愛す

私はキャラソンというものが大好きです。

 

幼少期から歌といえばほとんどキャラソンしか聴いておらず、ポップミュージックには疎いまま育った筋金入りのオタクです(と言ってもテレビでよく流れてたやつとか有線放送で流れてた曲は知っているんですけれども)。

一口にキャラソンといっても色々あります。キャラクターの心情を歌として形にしたもの、キャラクターがアイドルとして歌唱しているという設定のもの、バンドのボーカルとして歌唱しているもの、ミュージカルで役として歌っている劇中歌……

厳密には最初にあげたもののみを「キャラソン」と呼ぶべきかもしれませんが、便宜上ここでは全て等しく「キャラクターが歌唱している歌=キャラソン」として扱わせていただきます。

 

キャラソンの良さには色々あると思うんですが、個人的には役者さんが歌っているからこそ感情表現が(時に過剰と言えるほど)豊かであるため、キャラクターの内面をより深く知ることができること、好きな歌手だから、好きな作曲家だから聞いているというわけではないので、様々なジャンルの曲を楽しめることが大きいかなあと思っております。

 

好きな歌、ほんとにいっぱいあるんですよ。ただ紹介しようと思うとキリがないので、iTunes上にデータがある曲で特にお勧めしたいものに限らせていただきます。あと、大好きだったのに悪徳企業とコラボしたせいで決別せざるをえなくなってしまったアイドルユニットの曲も除外しています。コラボ先の企業は調べような!!

先に言っておきますが、一作一曲縛りにしたのにも関わらずありえんほど長いです。なんと14,000字あります。長いっていうかもはや気持ち悪いな。

ただ語りたいだけなのですが! でも良かったら聴いてね!!

 

 

 

アイドル(ソロ)編

キャラソンにおけるアイドルソングといえばそのキャラがどういうアイドルとして売り出されているか、パブリックイメージを優先したものが多いわけで、キャラの心情を知る手がかりになるわけではありませんが、曲が作られた経緯やキャラクターの背景を知った上で聴くと「きっとこういう気持ちでこの歌詞を歌っているんだろうな」などと想像を膨らませることができるのが魅力かなと思います。

というわけでどんどん行きます。

 

コガネイロ(ツキウタ。9月「長月夜」)

コガネイロ(ツキウタ。9月「長月夜」)

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ツキウタ。』の「Procellarum」というユニットに所属する長月夜くんのソロ曲です。

これはもうね、ひと耳惚れというかね、聴いた瞬間に虜になった曲です。叙情的な歌詞、郷愁と切なさを誘うメロディ、美しいイントロ、ファルセットによる印象的なCメロ……何から何まで愛してやまない曲です。特に夏から秋にかけての季節になるとヘビロテしたくなります。聴いているだけでなんだか涼しさを感じるんですよね……はあ……良い……良すぎて他に言えることがない。

 

共鳴進歌

共鳴進歌

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幕末Rock』の最高愛獲(トップアイドル)ユニット「新撰組」のメンバー、沖田総司ことソウちんのソロ曲です。

バンドコンテンツである『幕末Rock』なのに愛獲の曲を選ぶの!? と言われそうですが、どうしてもこの曲だけは大好きすぎで外せなかったんです。すみません。メロディライン、歌詞、歌声と曲の相性、完璧だと思います。なんかもうイントロだけで泣けます。ストーリーを知ってから聴くとさらに感動が増すので良かったらゲーム『幕末Rock』を是非プレイしてみてください。

apps.apple.com

ジャンルは音ゲー+アドベンチャーです。他のキャラのソロ曲もバンド曲も良い曲ばかりです(どさくさで宣伝すな)。アニメは感想に個人差があるようですが個人的には非推奨。曲は間違いなく良いです。

 

真っ赤なプライド

真っ赤なプライド

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少年ハリウッド』(アニメ)の「少年ハリウッド」(ユニット名)の風見颯(かざみかける)くんのソロ曲です。ユニット曲もいいんですけど私が颯くんのファンなのでこれをチョイスさせていただきました。

少年ハリウッドは』原作者のアイドル哲学が凝縮された作品でして、アイドルについてあまり知識がない私でも思い入れのある回が多い良いアニメです。

この曲を歌っている颯くんはあんまり歌が上手くないという設定です。一応作中である程度克服はしたものの、いまだに垢抜けない感じが残っているのが、「アイドルとしての自分」をまだ確立できていない彼に合っており、何とも味わい深くて良いのです。ちょっと懐かしい感じの曲調も彼にぴったりです。

 

マリオネットの心 (M@STER VERSION)

マリオネットの心 (M@STER VERSION)

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みなさまご存知、『アイドルマスター』のアニメで星井美希ちゃんが歌ったソロ曲です。アニメでの美希の最大の見せ場で披露されたものなので、印象に残っている方も多いかもしれません。

美希の性格は緩くて適当で自由奔放、だけど才能豊かな天性のアイドル……というものなのですが、なぜかこういう報われない、切ない恋心を歌った曲がすごく似合うんですよね。ゲームでの持ち歌のrelationsとかもね。本人がどういう気持ちで歌っているのか気になるところです。あまくてかわいい感じの曲よりも断然こっちの路線で売って欲しいです。私がPならそうします。関係ないけど私の担当は千早で推しは春香さんです。

 

Fly~君という風~

Fly~君という風~

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アトラスと任天堂がコラボしたRPG幻影異聞録♯FE』という作品で、アイドルとして奮闘する織部つばさちゃんがサブイベント(各キャラをメインに据えたイベントがあるのです)の終盤で披露する曲です。アイドルとして応援してくれるファンへの想いと、幼馴染みで片思いの相手である主人公への想いを見事に昇華させた名曲です。

歌声もメロディももう聴いただけで涙が出るほど最高なのですが映像も最高なので機会があったら見て頂きたい。見る手段ないんですけど!! このゲーム、主人公たちが芸能事務所に所属しているので、歌唱シーンが結構多いんですよ。そんでまあそのクオリティがさすが今までFEのムービーシーンを作ってきた会社なだけはあるという高さ。一部でもいいから公開しないのもったいないと思うんですけど!! 購買意欲そそると思うんですけどー!! Switch版が出る? 出た? のでご興味があれば是非。

 

アイドル(ユニット)編

ユニット曲はユニットのイメージ先行で作られるわけですが、それが作中で語られる設定どおりだと本当に感動します。たまにちょっとギャップがあるのが作られたりするのもそれはそれで乙なのですが。

魅惑劇

魅惑劇

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アイドル育成アプリ『あんさんぶるスターズ!』のアイドルユニットのひとつ、「Valkyrie」の、最初に公開された曲です。これぞ作中の設定と寸分違わない形で作られた名曲と表現するに相応わしいでしょう。楽曲としてのクオリティの高さもさることながら、まさかまさかのあのアリプロ作詞作曲! みんなが「Valkyrie」に期待していたイメージそのものが具現化したと言っても過言ではないと思います。

『あんスタ』もなんだかんだで4周年、各ユニットのアルバムが出るほど曲が増えましたが、いまだに私の中でこれを超える曲はありません。推しユニットは「Knights」ですし、「Knights」にも好きな曲は多いんですけどね。何気にヘビロテ率が高いのは「Switch」だったりするし、「Trickstar」のチェリハピもいいよね〜! キリがないのでこの辺にしときます。はあ……スタライ行きたかったな……(実はチケット取れてたのですがゴタついてて発券できなかったのです)

 

無限のトリニティ

無限のトリニティ

  • 一ノ瀬 トキヤ(宮野真守)、神宮寺レン(諏訪部 順一)、来栖翔(下野紘)
  • アニメ
  • ¥250
  • provided courtesy of iTunes

アイドルものブームの先駆けとなった(と言っていいのか?)『うたの⭐︎プリンスさまっ♪』のゲームの曲です。言っておきますがゲームはやらなくていいです。やるなら音ゲーだけのやつにしてください。アプリも出てるので。アニメも個人的には倫理的な意味でお勧めしません。歌は概ね最高なのですが……

アニメ化前なので、「ST⭐︎RISH」とかは存在しなかった頃ですね。これは彼らが学生時代に作られたもので、Sクラスに所属する一ノ瀬トキヤ、神宮寺レン、来栖翔の3人で歌っています。厳密にはユニットとは異なりますが、複数人で歌っている都合上この枠に入れました。

一応Sクラスは優秀な学生が集められているという設定なんですけど、完成度としては明らかにAクラスの「永遠のトライスター」の方が高いです。かわいいしキャッチーです。しかし! それでも私はこの曲が大好きなのです。もうね、声質のバラバラさとそれぞれの歌い方の癖が強すぎるせいで、失礼ながら不協和音に近いんです。でもね、それが楽しいんですよ!! 特に翔ちゃんが主張激しすぎて最高。一度カラオケで歌ってみてください。ハマるから。

音ゲーとしての楽しさも加味しています。曲調は激しめで、比較的難易度が高く設定されています。慣れると叩いてて気持ちいいです。

実は曲のみでいうと聖川真斗さんの「騎士のKissは雪より優しく」が一番好きなのですが、如何せん学生時代の聖川さんは作詞能力に難があり、ちょっといくらなんでもそのまんますぎとちゃうか作文かと思ったので惜しくも選外となりました。余談ですが個人的に作詞能力が高いのは音也だと思っています。

 

ちょっとまってよ Give me a break!

ちょっとまってよ Give me a break!

  • ArS
  • アニメ
  • ¥255
  • provided courtesy of iTunes

最近配信終了が決定してしまった女性向けリズムゲーム『アイチュウ』の「Ars」というユニットの曲です。一言でいうと恋愛関係にだらしないダメ男の歌です。ユニットのコンセプトが「ちょっと懐かしい曲を歌う」というものなので、曲調も歌詞もそんな感じです。

私の推しは華房心ちゃんと「RE:BERSERK」なのですが、どうにもこういうちょっと古臭い感じの曲に弱いのでこちらを選ばせてもらいました。メンバー5人の声質は結構バラバラなんですが、個性豊かで楽しくありつつもユニゾンは綺麗なので聴いてて気持ち良いです。合間に入るセリフも面白いよ。

『アイチュウ』自体は終了してしまいますが、オフラインで従来のものが遊べるアプリの開発も検討中だそうですし、フルボイスで作り直したリニューアルバージョンがリリースされる予定だそうなので、そちらでまた皆に会えることを期待しましょう。アニメ化も決まってたような気がするんですが、どうなってるんでしょう。やや心配です。

 

DOKI DOKI

DOKI DOKI

  • Just 4U
  • アニメ
  • ¥204
  • provided courtesy of iTunes

リリースしたと思ったら一瞬でサービス終了してしまった謎のアイドル育成シミュレーションゲーム『Readyyy!』の「Just 4 U」というユニットの曲です。年長2人と年少2人の4人組、特に色気を売りにしたキャラもいない元気なユニット(全員高校生です)なのですが、不思議とこういうちょっと色っぽい曲がマッチしてて妙に気に入ったので、代表曲「大胆不敵に恋したい」ではなくあえてこちらをチョイス。なんとなくスガシカオみを感じるのである。

このゲームのために作られたムービーは業界最高峰の出来と言ってもいいくらいだったのですが、何故こんな短期間で終わってしまったのでしょうか……内部事情を勘ぐってしまうよ。立ち絵にかかるエフェクト、シチュエーションに合わせたライティングやモーション、何気にすごい技術が使われているゲームでした。育成シミュレーションゲームとしても、システムを理解すると楽しくなってくる良作だったと思うのですが如何せん期間が短すぎました。セガは平気でそういうことするよね。そういうとこ嫌いです(急なdis)。

かろうじてYoutubeには公式チャンネルが残っているので映像に興味がある方はこちらを是非ご覧ください。よかったら他のユニットのも見てね。


『Readyyy!』Just 4U(ジャストフォーユー)MV(フルVer.)~大胆不敵に恋したい~

 

プリズムショー編

プリティーリズム』シリーズのキャラクターたちは厳密にはアイドルではないのでどこの枠に入れたらいいのだろうと悩んだ末、2曲のみですが独立させてみました。

 

Rosette Nebula

Rosette Nebula

  • provided courtesy of iTunes

プリティーリズム レインボーライブ』の「ベルローズ」の皆さんの曲です。私はべる様のファンなのでマイソングと悩みましたが、この3人の関係が大好きなのと、曲としての好みを優先して選びました。想い合う3人の心が詰まった素晴らしい歌詞、気高く美しい曲調、言うことなし。

声のバランスもいいんですよね。かわるがわる歌うところでは特におとはの可愛らしいウィスパーボイスがいいアクセントになっていて大好きです。サビ終わりの部分の歌い方がべる様とわかなで違うところもいいよね……いい……

  

ドラマチックLOVE

ドラマチックLOVE

  • 一条シン&太刀花ユキノジョウ&香賀美タイガ&十王院カケル&鷹梁ミナト&西園寺レオ&涼野ユウ(CV.寺島惇太&斉藤壮馬&畠中 祐&八代 拓&五十嵐 雅&永塚琢馬&内田雄馬)
  • アニメ
  • ¥255
  • provided courtesy of iTunes

『KING OF PRISM』との出会いはたまたま友人に見せてもらったDVDなのですが、正直よくわかりませんでした。RLは見ていたから知ってるキャラは出てるものの、よくわからないものはよくわからないんだからしょうがない。

しかし、何が何だか意味不明なまま流れ出したエンディングテーマがあまりにも素晴らしくて感動してしまい、気がついたら曲を買っていました。なんだかよくわからないけど聴いていると泣ける。人は理解できなくても泣けるんだ……いや、曲と歌詞は純粋にすばらしいです。

続編のキンプラは映画館で見て、よくわからないなりに圧倒的なエネルギーに包まれて満足してしまったので、これは映画館で見ることで本来の効果(って何?)を発揮する作品なのかなと思いました。

 

バンド編

本来なら『スカーレッドライダーゼクス』の曲は外せないのですが、如何せん iTunesにデータが存在しないため紹介できず無念です。もし選ぶならやはり「Dan -Gun -Xech」かな!ていうかよく考えたらバンドとして歌ってる曲がほとんどないことに気がついたよ。なんでだよ!!

 

スリルを頂戴

スリルを頂戴

  • Fairy April
  • アニメ
  • ¥255
  • provided courtesy of iTunes

これまた配信終了してしまったリズムゲームアプリ『バンドやろうぜ!』の「Fairy April」というバンドの曲です。どの曲がいいか迷ったんですが、大サビが一番好きなこれで! 「雨音valentin」も「WHIZ」も捨てがたい〜。

『バンやろ』は好きな曲が多くて、個人的に音ゲーで一番好みの曲が多いアプリだったので、終わってしまって残念です。

バンドの数自体は多くなかったんですが、「フェアエプ」以外もコンセプトがはっきりしたバンドばかりだったのと、曲数はすごく豊富だったので、皆さんどれかは気にいるんではないかと思います。「BLAST」とか普通に若者に人気出そうな……めちゃめちゃ歌うまいし……

なおストーリーは個人的にはあまりお勧めしません。

 

Falling Roses

Falling Roses

  • provided courtesy of iTunes

サンリオのリズムゲームアプリ『SHOW BY ROCK!!』の「シンガンクリムゾンズ」というバンドの曲です。後にゲームにも実装されましたが、元はアニメ用に作られた曲です。アプリ配信終了してしまったんですけど新しいアプリが始まるそうですよ、どこもかしこも世知辛いね……

特にサビがキャッチーでいい曲です。なんと言っても”スティグマ”とか”薔薇”とか”神の救い”とかの中二病御用達単語をふんだんに取り入れた歌詞を楽しげに自己陶酔しながら歌う分かりやすさがいいです。イントロとアウトロとこれまたヤバげなセリフが入った間奏も好きです。ボーカルのクロウくんはバンドマンなので、「キャラで歌ってない」といわれがちな谷山紀章さんがバンド歌唱全開でいきいきと歌ってらっしゃるのもいいですね。

この曲がアニメで公開されたとき、彼らはクレイアニメ風のCGで作られたかわいいSDキャラクターの姿(ゲームでは本来こちらが本物の姿です)をしていたのですが、それがまためちゃめちゃめちゃめちゃかーーーわいくてですね。曲とのギャップも相まってお気に入りです。

あ、本当は私「トライクロニカ」のファン(夢銀河ツーリストと呼びます)なんですけれども! まあちょっとゲームとアニメでボーカルが変わってしまったとかいう事情がありまして! お察しいただければ!!

ゲーム中だと「雫シークレットマインド」の曲も好きなのが多かったですね。

 

劇中歌編

演劇でキャラが演じている役として歌っているものや、作品そのものがミュージカルとして成立していて、キャラの心情を劇中で披露している曲がこの枠に入っています。

役として歌う場合は劇中劇の情報を知っていればいるほど思い入れが強くなるので、その辺をしっかりやっている作品はやはり強いと思います。

 

SKY BEATER

SKY BEATER

  • provided courtesy of iTunes

配信終了して久しいミュージカル役者育成リズムゲームアプリ(正しいジャンル名がもうわからない)『夢色キャスト』の劇中劇、「The Last Second」の主題歌(あやふや)という設定です。主演は畠中祐さん演じる城ヶ崎昴くん。バスケものらしいですが、詳細は不明です。タイトルしか知らないってなんだろう……

とにかく「負けたくないNo No,No〜♪」というサビがキャッチーで、ふと口ずさみたくなります。畠中さんを知ったのは夢色キャストが切っ掛けなのですが、実に歌がうまいですね! 単に歌唱力が高いだけではなく表現力が素晴らしい。『夢色キャスト』に出ていた役者さんたちは皆レベルが高かったですが、特に畠中さんと豊永さんは抜きん出ていたと思います。

『夢色キャスト』も曲はいいものが多かったんですが、せっかくミュージカルという設定なのに劇中劇の情報がほとんど何もなく、役への思い入れもへったくれもなかったのが残念極まりなかったです。

 

正体

正体

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イケメン役者育成ゲーム(ジャンル名が恥ずかしい)『A3!』の劇中劇、『真夜中の住人』の主題歌です。テーマ曲やキャラソンにもいい曲はいっぱいあるのですが、せっかくなので劇中歌(?)を。他にも好きな演目はたくさんあるので迷いました。私自身は冬組推しで皆木綴先生の脚本のファンです。

『真夜中の住人』は雪白東さん演じる孤独な吸血鬼の玲央と、高遠丞さん演じるお人よし人間の浩太の、短いながらも濃く深い縁を結んだ日々を描いた演目です。脚本家の皆木綴先生ご本人は「友情もの」を書き続けているつもりらしいですが、これははっきりBLだと私は思います。

”本当は首筋を甘く噛んで赤い血と戯れたい 本能が叫ぶのに耐え続けていたんだ 

もし君が嫌な奴ならその全て奪ったのに 喉が乾くほどに心は潤ったから”

”友情という希望なのか 愛情という救いなのか”

以上歌詞から引用。これが愛じゃないならなんなのか。

吸血鬼と知られてしまい、浩太を巻き込むことを恐れた玲央は彼の元から去ることになりますが、彼との絆を諦められない浩太は「自分も連れて行け」と言います。これが愛じゃなくてなんなのか。

なんか演目の感想になっちゃったけど、その辺も踏まえて聞いていただけるとより味わい深くなると思います。曲自体も演目の雰囲気にぴったりでいいですよ。ただMANKAIカンパニーって歌劇はやらないんでこういう主題歌ってどこで披露されてるのか謎です。物販で売られてるのかな……?

 

我ら四皇學園生徒会

我ら四皇學園生徒会

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ミュージカルアニメ『Dance with Devils』の劇中歌です。

ミュージカルで大事な自己紹介ソング。キャラクター性がハッキリと明示されていてかつ覚えやすいメロディ、ファンタジーアニメならではの映像演出が合わさってとても好きな曲です。自己紹介といえばレム様の自己紹介ソング「我が名はレム・アーロンド」も捨てがたいんですけどね。視聴者に覚えてもらうために名前を言うのは大事だからね! なお私はレム様の恋路を応援しています。

ダンデビ』で使われている曲は、元々別の歌詞でフルバージョンが作られているものが多かったりするんですけど、私は断然劇中バージョンが好きです(リンドの曲は面白すぎるので例外ですけど)。

アニメ自体もたまに展開に「?」となることはあるものの、ミュージカルとしてよくできてたので機会があれば見てみてください。劇場版? なんの話かな……

 

花咲か唄

花咲か唄

  • 石動双葉(CV:生田輝)、花柳香子(CV:伊藤彩沙)
  • アニメ
  • ¥250
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アニメ『少女⭐︎歌劇 レヴュースタァライト』の劇中歌です。原作は舞台の方らしいのですが、そちらは未見です。そのうち見てみたいなあ。

「舞台少女」と呼ばれる役者の卵である女の子たちが、特殊な空間で行う「レヴュー」なる戦いの最中に流れるのですが、なんとこの曲、映像が先で曲が後に作られているそうです。そういう理由もあってシーンに曲や歌詞がバシッとハマっており、見ていてとても気持ちがよく、物語への没入感が高まります。

この曲は幼馴染みコンビである石動双葉と花柳香子のふたりで歌っています。基本的にアニメは主人公である華恋ちゃんを中心に描かれているので、レヴュー曲も「華恋ちゃんと誰か」というものが多いのですが、ここは完全に別枠というか二人の世界で完結しちゃってるところにたまらない良さがあるのです。

わがままで身勝手で双葉を振り回す香子と、なんだかんだ言いつつも頼られることに心地よさを感じている双葉。そのふたりがあわや決別か!? というシーンで使われるのですが、結局お互いのことが大事だからこそであることがよくわかるし、”さようなら うちは旅立ちます 今すぐあんたから 思い出を忘れられぬように心えぐっていきます”という香子のいじらしくも未練がましい歌詞がいいんですよね〜。こういうキャラに弱いんだ私は……

 

Gift ~カーテンコール~

Gift ~カーテンコール~

  • 星谷悠太×那雪 透×月皇海斗×天花寺 翔×空閑 愁×辰己琉唯×申渡栄吾×戌峰誠士郎×虎石和泉×卯川 晶×揚羽 陸×蜂矢 聡×北原廉×南條 聖×鳳 樹×柊 翼×暁 鏡司×楪・C・リオン×漣 朔也×月皇遥斗×魚住朝喜×早乙女 律×双葉大我
  • アニメ
  • ¥255
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ミュージカルアニメ『スタミュ』第二期のエンディング曲「Gift」の、最終回の最後の最後に使われた曲です。せっかくミュージカルアニメなのだからそれらしいのを紹介するべきなのでしょうが、なんというかこれはもう、反則級の技というか……それまでの展開を全て「すごく良かった気がする」と思わせてしまうほどの素晴らしい演出でしてね。心臓を撃ち抜かれてしまったので、これ以上に推せる曲がないのです。正直言って第二期の展開の終盤には不満が多かったのですが、これで全て帳消しです。いやまあ、でも双子の共演は見たかったし無理矢理すぎるアクシデントはどうかと思うよ!? キャラクターが代わる代わるエンディングの歌詞を楽しそうに歌う姿、アニメーション、曲のアレンジ、いいものを見せてくれてありがとう。大感謝。

普通に曲として聴く分には通常版の「Gift」をお聞きください。第一期のエンディング「星瞬カウントダウン」も名曲です。劇中歌はやはり自己紹介ソングである「我ら、綾薙学園華桜会」がおすすめです。なんと4バージョンもあるよ。えっ4バージョン!?三期途中までしか見てないのにネタバレされた気分だ。いやまあいいけど。

 

FREEDOM(藤次・紫音ver.)

FREEDOM(藤次・紫音ver.)

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以前感想記事を書いた、ゆめ見る男子のキズナ育成ゲーム『Dream!ing』の第一部のエンディングとして使われた曲、かつ針宮藤次くんと三毛門紫音さんのペアによる「ゆめライブ」の曲です。ゆめライブってなによって方は過去の記事を読んでください。なんというかですね、決して彼ら自身はアイドルでないしこれを実際に歌っているわけでもないし、どこにカテゴライズしたらいいのかわからなかったのですが、一応劇中でも歌として聞こえているという設定なのでここに入れました。

これはねー、本当にエンディングに使われて大納得の素晴らしい曲です。「FREEDOM」というタイトルにふさわしい解放的な歌詞におしゃれなメロディ、飛び抜けた歌唱力、そして彼らの心象風景として見せられるMV! 是非映像付きでご覧いただきたい。

設定的には、名家の嫡男として相応しくあるべく育てられ、本人もそのように振る舞っており、クラシック以外は低俗な音楽として自分に相応しくないと思い込もうとしていた針宮くんが「本当に歌いたい曲」として作った曲ということらしいです。すごくいい設定なのですが、第一部ではこのペアの描写がまだまだ不足していたので、これを歌うには早かったのでは!? という気がしないでもないです。でもいい曲なので聞いてください。同じ曲を別のペア(新兎&獅子丸)が歌ってるバージョンもいいですよ。

 

キャラソン

やっとここまでたどり着いた……長かった……

この枠に入るのはいわゆる普通のキャラソン、キャラの心情を曲として表現した、実際にキャラが歌っているわけではないイメージソングです。

 

満月の雫は媚薬

満月の雫は媚薬

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ネオロマ育ちとしてやはりネオロマは外せません。アンジェはiTunesにデータがほとんどなかったので紹介できず残念です。

これは『遙かなる時空の中で3』の武蔵坊弁慶の一番最初の歌です。最初だけあって自己紹介感がすごいです。決め台詞の「君はいけない人ですね」もしっかり入ってますからね。思えばこの頃からタイトルが妙に長くなっていった気がする。

キャラソンの歌い分けの天才と名高い宮田幸季さんの歌唱だけあって素晴らしい弁慶感です(弁慶感とは?)。この後も弁慶の曲はたくさん出たけど結局これが一番好きですね〜。間奏の意味不明なズンチャズンチャ感がたまらないんですよ。彼にも色々あるのはわかってるけどなんだかんだでオメー人生楽しそうだよな、と思います。

九郎とのデュエットが出なかったのはまだ根に持ってるよ。

 

月の破片

月の破片

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金色のコルダ』のアニメ版、『金色のコルダ primo passo』用に作られた曲です。

私の”人生の推し”こと美しく気高く真摯で可愛い月森蓮くんの曲で最も好きなのはこれです。歌詞も曲も大好きですね。ヴァイオリンの音も最高です。キャラで歌うことを忘れがちな谷山紀章さんですがこれはアリというかめんどくさいファンの私もニッコリな出来です。最初の「PRELUDE-青月光-」のくらいの抑え方が理想的ではありますが全然許容範囲です。

月森は真面目で頭が固く音楽のことしか考えておらず、音楽一家に生まれた故に「自分がヴァイオリンがやっているのは当たり前のことで好きかどうかなんて考えたこともない」「音楽を曖昧な言葉で形骸化するのは好きじゃない」と言ってしまうような頑なな人なんですが、歌詞は意外にも抽象的なものが多いです。それがまた本心では家族のように自由に音楽を楽しむことに憧れてやまない気持ちの表れなんだろうな〜と思うと愛おしさが止まらない。幸せになってくれ……いや、私の中では幸せになるのが確定しているので安心してください。

余談ですが、このアニメ用に作られたキャラソンシリーズはどれもいい曲な上にジャケットがお揃いのデザインですごく可愛くて、並べて眺めると嬉しくなってきます。CM映像もお気に入りです。

  

Mermaid

Mermaid

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この引用元名前間違ってますね! 宮野真守さんです。

これは『金色のコルダ2』で登場したキャラクター、加地葵くんのキャラソンです。一作一曲しばりとか言っといてすみません、これだけはどうしても入れたくて……

加地くんというか宮野真守さんのキャラソンの中でも最も好きな曲です。曲が柔らかな歌声から始まる時点で既に心を奪われるし、美しいヴィオラの音色もメロディも歌詞の重……切なさもたまらないのです。”南の海の色”という歌声を聴くと透き通る碧い海に静かに波が寄せてくる情景が浮かびます。コルダのキャラソンの中でも1、2を争うほど好きです。だからこそ『オクターヴ』での曲の編集の仕方は許せん。

 

幸せ日和

幸せ日和

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私の信仰対象である『下天の華』の徳川家康ちゃん様のお歌であらせられます。 

まだちょっと歌い慣れてない頃の曲なのもあって少したどたどしいところもあるのですが、逆にそれが家康ちゃん様の愛らしさと一所懸命さを感じさせてくれてありがたいのです。でもライブバージョンの歌うまい版も好きです。もうなんでもいいです。いやなんでも良くはない。シチュエーションCDじゃなくて新曲出してください。

家康ちゃん様の良さはここでは語りきれないので、『下天の華』、やってくれよな!!!!(現行機で動くバージョンがないのなんとかしてくださいよ!!!!)

 

キミが光であるために

キミが光であるために

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 少年ジャンプで連載していた『黒子のバスケ』のアニメ版のキャラソンです。

私と賢章先生の出会いはここでした。これを「なんか流行ってるらしいしいい曲らしいから聞いてみようかな」と偶然聴くことがなければ私の人生は少し違っていたかもしれない……それくらい重要な曲です。衝撃でした。

凡庸な表現で申し訳ないですが、本当にいい声です。好みの歌声というものを具現化したらこうなるんだということを知りました。歌詞もいいですよね。たった一人の相棒を思って15歳の少年が切なげに歌う歌なんて好きに決まってるじゃないですか!?

作品の熱心なファンではないんですけどキャラは氷室辰也が好きです。

 

I wanna know

I wanna know

  • 逢坂紘夢(CV:寺島 拓篤)、奥結望(CV:入野 自由)、堤誠志郎(CV:諏訪部 順一)
  • アニメ
  • ¥250
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モバイル用乙女ゲーの先駆けとも言える『ボーイフレンド(仮)』のキャラソンです。のちに『ボーイフレンド(仮)きらめきノート』というリズムゲームも誕生したのですが、残念ながら配信終了してしまいました。

特に音楽を売りにしているゲームではなかったはずなのですが、不思議ととてもいい曲が多くて、音ゲーは結構好きでやってたのですけどね。やっぱり話がよくないとあかんのか……まあそれはそうか……

これは真面目にストーリーを読んでなかった私が悪いのか知りませんがよくわかんない三人組の曲です(奥結くんと堤くんがなかよぴっぴなのは知ってます)。なんだかよくわからないのですが妙〜〜に気に入ってしまったのです。本来私は主人公を複数のキャラが取り合うみたいな展開や曲は大の苦手なのですが、これは逢坂くんが食い気味に入ってくるのが面白すぎて何度聞いても飽きません。あと私は入野自由さんの歌声が好きです。歌声の趣味わかりやすくない?

そういうの抜きでめちゃくちゃいい曲も多いのでよかったら色々試聴してみてください。

 

Liar

Liar

  • ロキ・レーヴァテイン(CV.細谷佳正)
  • アニメ
  • ¥250
  • provided courtesy of iTunes

ブロッコリー乙女ゲーム『神々の悪戯』のキャラソンです。

エレガの曲を細谷佳正さんが歌ってるというのがね〜もうね〜ありがたくてね〜。細谷佳正さんの歌声も大好きなんですよね〜。

はっきり言って私はブロッコリーのゲームが苦手なのですがこれはまあ相手が人間じゃないのでギリギリ大丈夫でした。私は人間以外には比較的寛容です。

ロキはギャルっぽい喋り方含めて可愛いキャラでした。でも相方のバルドルは怖すぎて流石にいくら神といえども無理でした。神、理不尽すぎ。

他、アポロンの「光の中」もよかったですね。歌声と曲もぴったりっていうのは本当にいいね。

アニメもやってましたが、それは結構面白かった記憶があります。もしかしなくてもブロッコリー、乙女ゲー向いてないんじゃ……ないかな……

 

以上、推し曲の紹介でした。これが締めでよかったのか!?