それがしブログ

ゲームと美少年と姉弟と草の根人権活動

TRPGの話

晴れてMacBook Airを手に入れてマックユーザーになったただよしです。

これでiPhoneで無理やりぽちぽち記事を書かずにすむぞーう。

しかしWindowsに慣れ過ぎていたからもうめっちゃ使いづらい。スクロールバーの動きがなんか変なのは私の操作がおかしいのか!?

というかよく考えたら昔のゲームとかWin版しか持ってないから動かないじゃん。あれとかそれとか古のBLゲームとか……どうしよう。まあどうしようもないんすけど。

 

というわけで(?)今回はPCや筐体の変化があっても影響を受けない、そもそも持っていなくてもプレイできる元祖RPGTRPGにはまっていた時のことについて書こうと思います。

  

そもそもなんでTRPGをやろうとしたのかといいますと、まあなんか『クトゥルフの呼び声』とか……流行ってたじゃん。今も流行ってるのかもしれないですけど。

ラヴクラフトを読んだわけでもないのに何かと言うといあいあ騒ぎ出す世間になんやねんお前らと思いつつ正直ものすごく興味津々でした。そういえば今まで明言したことはないんですが、それがしはゲーム作りをするお仕事の人なのです。まあそういうのもあって、世間的に流行っているものはとりあえず遊んでみなければなあという思いもありました。

 

で、気になってはいたもののやる相手がいないので、どうしようかな〜ネットで相手を探すのとか絶対変な人と遭遇するから嫌だな〜……と思っていたら、友人がわりとよくプレイするというので、TRPGカフェに行って色々と教えてもらいながらやってみました。

結果、元々ゲーム大好きかつ友達とワイワイゲームするのが大好き人間なのでコロッと好きになりました。クリエイターが用意したルールの範囲でプレイヤーが自由にやりとりできるという、創意工夫の余地がありありなTRPGは自分にとってとても魅力的な遊びでした。

その後は自分でシナリオを書いてGMをやってみたり小道具を用意してみたり、仕事仲間とTRPG合宿をやったり全力で遊びに遊びまくりましたとも。今思うと曲がりなりにもプロのクリエイター(と言っていいのか知らんが)が集まってオリジナルのシナリオで遊んでたとか贅沢だなあ。

 

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これは『マギカロギア』の自作シナリオ用に作ったイメージイラストです。

余談ですが私が書いたシナリオには全て美少年か姉弟かあるいは両方が登場します。

※やはりネットで素性の知れない人と遊ぶのは怖いので専ら知人と対面で遊んでました。ネットですら友達が作れないかわいそうな人とか言わないでください。

 

で、ですよ。なんで過去形になっているのかという話なのですが。

TRPGといえばルールブックや公式シナリオで遊んだり、リプレイを読んだりするのも楽しみの一つではないですか。そこで色々と引っかかる部分があって、あまり積極的に遊ぶ気が無くなってしまったのです。

理由を挙げるとこんな感じ。

 

・ルールブックやリプレイブックの表紙が肌色全開であることが多かったこと。

・リプレイブックを読むと、GMとPLが凄まじいホモソーシャル空間を展開していて目眩がしたこと。

・男性同士で仲良くなるような展開になると「腐ってやがる」というようなことを誰かが平気で発言すること、それを出版してしまっていること。

・ほぼ全てのシナリオで、PLが当然のように日本人かつシスヘテロ前提で作られていること。

・その他なんかもうリアルもゲーム内も色々古い価値観が横行していること。

・素人のリプレイを見ていても同様に、あるいはより一層それらの要素が強いこと。

・個人的な蟠りですが、『インセイン』のシナリオのひとつに、禁酒法時代のアメリカで発生した事件を舞台に日系人の容疑者たちと差別主義者の白人刑事が腹を探り合うという内容の公式シナリオがありました。よりによって私が白人刑事のPLになってしまい、RPをするのが非常に苦痛でした。これは想像できない人はできないかもしれませんが、少なくとも万人にとって楽しめるような設定ではありません。なんとか「プライドが高すぎて自分以外を見下しているのであって特にアジア人を下に見ているわけではない」というロールで乗り切りましたが内心ゲロ吐きそうでした。

 

他にも色々ありますがそんなところです。

簡単にまとめると、TRPGの世界は歴史が長いだけあって、ゲーム業界(プレイヤーを含む)の悪い部分が凝縮された世界だと思われる……ということです。

信頼できる人間同士で、ルールをいい感じに改変して遊べるのであれば今後も楽しめるとは思います。が、それは難しいというのが現状です。

リプレイブックだって読まなければいいのです。しかしながらそれは楽しむ要素が一つ減るということであり、また、リプレイを書いているのがだいたいゲームの著作者であることを考えるとそのゲームや制作サイドに対する信頼も失います。

 

たまたまやったゲームが悪かったんだ……とは現状の業界なり社会情勢なりを見るとそうとは思えませんのでなんだかなあ〜〜〜〜〜〜ハア〜〜〜〜〜〜〜〜〜

 

でもまたやりたいとは思ってるんですよ。マジでマジで。

こういうことに対して問題意識があってTRPGがお好きな方がいればぜひ誘ってください(待ちの姿勢)